山中川男と情報システム担当者のオープンソース化計画

ベンダーロックインからの脱却を目指すすべての方と共に

かわおのきもち

こんにちは。

山中川男です。

 

さて、人間の端くれである私も無事に2021年を終了できそうな予感が漂っております。

良かったですね。

 

ところで、私は一体何がしたいのか。

何のためにこんな文章を書き込んでいるのか。

 

興味がありませんよね?

 

絶対ないと思います。

 

なので今から、かわおの気持ちを綴りたいと思います。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

では、お話していきましょう。

山中川男とはなんなのか

まずはそもそも私についてです。

私はある医療福祉系の中小企業でコメディカルスタッフとして従事しておりました。そこで培った経験について、忘れないようにアウトプットしておこうと思い、一時期はブログを綴っておりました。

訪問看護ステーション経営研究会

そして昨年度はじめ頃、社内の都合により情報システム部門担当への異動を打診されました。

 

丁度、社会人として医療関係以外の世界を知ってみたいという気持ちもあったので快諾させていただきました。

 

いざ情報システム担当になってみると、会社内での情報管理における問題点は山積み状態でした。

・バラバラのITツールを導入

・IT資産管理はしていない

・紙でのデータ管理

・ITリテラシーの著しい欠如

・無駄な定型業務の乱立

・セキュリティー対策

などなど

 

挙げればキリがない程の問題が発生していました。

これはやりがいが有ると、片っ端から改善に取り組んだのです。

 

学習による成長

そうは言っても、当時の私はITの専門家でも何でもありませんので、とにかくリサーチ、学習、トライアンドエラーを繰り返しました。

幸いなことに、会社全体がIT関係に貧弱なことをいいことに、沢山の実験を行うことが出来ました。

 

おかげさまで、1年間で下記のような実績を作り上げることが出来たのです。

・RPA導入による定型業務45%削減

・基幹データベースツールの導入

・インフラのクラウド化 (FAX, IP電話等)

・コールセンターの設置

・オフィスソフトの積極的な活用による業務効率化

・ベンダーロックインからの脱却

 → OSSの積極的な導入

 

しかし、並の労力ではこういったシステムの刷新に対する理解は得られにくい部分です。

 

誰しも、変化は面倒で恐ろしいものです。

私は、そこに安心感を持ってもらえるようなサポートを行うことも重要な任務だったのです。

 

目的は

最終目的は自立です。

システムで言うところの、自立した社内システムの構築を目指しているのです。

この、 "自立" という部分は簡単ではありません。

 

自立するためには、社員一人ひとりの能力向上が必要なのです。

それは、問題解決能力、リテラシー、創造性など、多岐にわたる部分となります。

 

例えば、オフィスソフトをMicrosoft OfficeからオープンソースLibreOfficeに切り替えると血眼になったスタッフから怒りのクレームが届きます。

 

「使いにくいから元に戻せ!」

「操作方法がわからないから仕事にならない!」

「ファイルが開けない、おかしくなった!」

 

さて、本質を考えてみましょう。

 

使いにくいというのは単なる慣れの問題です。

マイクロソフトオフィスも今のリボンスタイルになる前はツールバーにアイコンが羅列されているデザインでした。

2007年以前と以降とではまるで違うデザインなのです。

でも、皆様使いこなしてきたわけです。

なので、使いにくいのではなく単なるブランド志向であるというだけなのです。

 

 

操作方法がわからないのも、仕事の本質の問題です。

車を例にすると、どの乗用車もデザインは違えど使用目的は同じです。

アクセルを踏んで発進、ブレーキで減速してハンドルで方向を操作するのはどの車も基本的に一緒です。

 

オフィスソフトも一緒で、表を作る、文書を書くなど、目的は同じなのです。

スマートフォンも年々アップデートされますが、大きな仕様変更があっても皆さん使いこなします。不思議ですね。

 

 

ファイルがおかしくなって開けなくなったのは単なるリテラシーの問題です。

ネットに沢山の情報があるので調べれば判るのです。

そうは言ってもこの点に関してはしっかりサポートは必要ですけどね。

 

ツールは何であれ、仕事の目的が明確であればそれを達成する手段は何だって良いはずなのです。

これはマインドの問題なのでまた別の問題ですね。

 

楽しいのか?

山中川男が楽しいわけではありません。

私をはじめ、色んな社員に寄り添いながらリテラシーを高めつつ、自立したシステムの運用に触れていけるようになればいいと思っています。

 

頭ごなしに指摘するのではなく、なるべく実体験を持って気づいていってもらえたら良いなと思いながら今日も色んな策を練って業務に邁進しているところです。

 

今回はこのくらいにします。

決して嫌がらせをしているわけではなく、長い目で見た時にフレキシブルに対策を練ることができる土台を構築していきたいのです。

 

長い道のりですが、やりがいは有ると思います。

 

以上、かわおでした。