山中川男と情報システム担当者のオープンソース化計画

ベンダーロックインからの脱却を目指すすべての方と共に

無駄な会議を無くそう! 必要なのは当事者意識

お疲れ様です。

山中川男です。

 

今日は社内政治的な話です。

 

会社で会議を催すと

場合によっては全く意見がまとまらない無駄な会議を行うこともあると思います。

 

そんな時、なぜまとまらないのかを川男なりに分析してみたので

ここにアウトプットします。

 

 

知識が足りない

有益な意見が飛び交わない静かな会議になってしまう理由のひとつに "知識が足りない" という要因が挙げられます。

ですので、議題に関して何をどうしたら良いのか全く見当がつかないのです。

 

そんなわけ無いだろうと思われる方もいると思いますが

そんなわけあるんです。

 

こういうことが起こる会議というのは

主に多部署が集う会議で起こりやすいです。

(流石に同一部署内ではそんなに起こらないと思います。)

 

参加者の意識次第でもありますが

管轄外の部署の人間が発した意見はあまり関心がないことが多い。

なので、自分が積極的に発言しなくても良いという意識が少なからず存在しているのです。(これは、後述する本気度が足りないで書きます)

 

それでも、議題が予め分かっているのであれば

それに関する知識を勉強できたはずです。

 

ちなみに、「業務が忙しくてそんな暇はない」というのは

最もくだらない言い訳です。

 

何故かというと、この場合は会議に参加する時間は確保できているのです。

それに、1分1秒たりとも無駄なく働いている人は滅多に居ないわけで・・・

 

言ってしまえば、「私はマネジメントできません」

と公言しているようなものです。

 

恥ずかしいので、なるべくやめたほうが良い。

もし、本当に時間がないのなら会議に参加しないという選択肢もあるわけです。

 

無駄な会議だと思うなが無駄だと声を挙げれば良いのです。

 

ちょっと逸れましたが

議題に対する知識が乏しい状態では建設的な意見は発せません。

 

しかし、場合によっては知識がないのに積極的に発言する人も居ます。

それは、ある程度の地位を有しており感情で物事を考えるおバカさんです。

 

この人たちは、理屈で説明すると屁理屈で返してくるので相手にするだけ時間を無駄にします。

 

ですので、事前の根回しやそもそも何かしらの理由を付けて呼ばないのがベストですね。

 

意図が不明確

これは議題を提起する側の問題です。

会議における議題は、意図を明確にしたものを提示する必要があります。

 

例えば、人事評価制度の導入について議題提起する際

 

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Aパターン

人事評価制度を導入しようと思います。

その際、どうやってやったら良いか検討したいと思います。

皆さんのご意見をお聞かせください。

 

Bパターン

人事評価制度を導入しようと思います。

既に社内で導入しているプラットフォームを活用した方法を検討しており、新たに人事評価のアプリケーションを作成して実施できればと考えています。

理由は、全社員がアカウントを有しているプラットフォームなので、新たにシステムを導入するよりもコストをかけずに導入できるからです。

開発期間は3ヶ月で導入は○月を想定しています。

いかがでしょうか。

 

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さて、参加者が困惑するのはどちらのパターンでしょうか?

 

 

もちろんAパターンですね!

 

提案する側の準備が足りなすぎますし

参加者も何を話せば良いのかその場で考えなくてはいけないので

活発な議論はできません。

 

参加者の技量も大事な要素というわけです。

 

横柄で威圧的な輩が存在する

もし、会議の場でプレゼンテーションを行う場合に

良いプレゼンを聞くために大事なことは、その場の空気を壊さないことです。

 

プレゼンターのプレゼン力ばかり注目されがちですが

より大事な要素は聴者側だと川男は考えています。

 

プレゼンスキルというのは、聴者側にもあるということです!

 

プレゼンターは (人によるとは思いますが) 良いプレゼンをしようと準備をしています。

参加者が多ければ多いほど緊張も増すでしょう。

 

そんな中、厳しい目でプレゼンを聞く輩が居たらより緊張度が増すと思いませんか?

 

聴者側は、気持ちよくプレゼンしてもらうための配慮をする必要があるのです。

そもそも、プレゼンターは聴者に貴重な情報を提供する存在なのです。

 

威圧して良いことなど何もありません。

 

むしろ、興味をもってプレゼンターの持つ情報をより多く引き出そうとする努力をするべきです。

 

本気度が足りない

本気度についてですが

会議に参加する人間は、基本的に同じ方向を向いている必要があります。

 

西に行きましょう!

と呼びかけているのに、北北西や南、東に行こうとしている連中と西にいけるはずがないのです。

 

どういうことかというと

その会議の本質を参加者がどれだけ理解しているか

が重要となるのです。

 

先程の人事評価制度の例でいうと

提案者が

・何故人事評価制度の導入が必要だと思ったのか

・導入することでどんな効果を生み出すことができるのか

・会社全体にどんな影響を及ぼすのか

といったような部分が意図としてあるとするのなら

それを参加者も理解している必要があるのです。

 

理解していないと

・導入する際のコストはどうする

・開発の人員はどうする

・業務負担が増加するのではないか

 

という趣旨とは若干逸れていくような検討議題が生じてしまうのです。

そしてこういった状況は、モチベーションが低い連中が集まると起こりやすいのです。

 

明確な目標があってその共通認識があれば

それぞれ違う意見が発生してもゴールは一緒なので建設的な議論ができるのです。

 

共通認識がなくて言葉尻だけを捉えた連中が集まると

同じ方向を向いているのにまとまらない、ねじれが生じるのです。

 

なので

・役職がついているから

・上長だから

・関係ありそうだから

 

といった短絡的な理由で会議に呼ぶことは悪影響でしか無いのでやめさせたほうが良いのです。

 

ほとんどの無駄だと言われている会議の根本的な理由は結局の所参加者の本気度の問題だと川男は考えています。

 

無駄な会議を無くそう

という意見が上がったら、まずそこを突っ込んでみると良いでしょう。

 

一人ひとりに該当する会議の目的を紙に書いて提出させてみてください。

恐らく皆バラバラなことを書いているか、中身のない当たり障りないことが書かれているでしょう。

 

 

今日は当事者意識について会議を例に書いてみました。

 

 

以上、かわおでした。

会社でubuntuの導入を試みた

お疲れ様です。

山中川男です。

 

以前、LibreOfficeについて書き留めたことがありました。

 

今回は、OSの話をしようと思います。

 

ubuntuとは

ubuntuとは、Linuxディストリビューションの一つです。

ものすご〜く平たく言えば、WindowsmacのようなOSの種類の一つですね。

 

パソコンと言えばWindowsという印象は現在でも絶大です。

 

ubuntuは、一般的なデスクトップ用途としても利用価値が高いですが

主に、サーバーOSとしての人気が高いですね。

 

ubuntuを使用する理由

ubuntuはサーバー用途で人気があると書きましたが

デスクトップ用途として微妙ということはありません。

 

ubuntuオープンソースソフトウェアであり、無料で誰でも利用できます。

ちょっとPCに明るい人であれば、Windowsがまともに動作しなくなったPCにubuntuをインストールして延命させることも可能です。

 

会社で導入するメリット

ubuntuを業務で利用することが可能なのか

という点ですが、導入目的次第では大きなメリットがあります。

無料で利用できる

先に述べたとおり、無料で利用できますので、コスト削減に繋がります。

古くなったパソコンも、ubuntuをインストールしてみたらサクサク使用できるということも多々あります。

 

ubuntuよりも軽量なフレーバー(派生ディストリビューション)も有りますが、ubuntuはトラブル対応やカスタマイズ等の情報量が豊富なので、おすすめです。

ライセンス管理が不要

Windowsのようなプロダクトキーが存在しないので、基本的にインストーラーがあればどのパソコンにも(Linuxカーネルが対応していれば)インストール可能です。

 

これで、保守作業が一つ削減できますね。

 

リリースサイクルが決まっている

ubuntuの場合は、リリースサイクルがほぼ明確に決まっています。

毎年2回、4月と10月にバージョンアップを行います。

さらに、2年に1回の4月に長期サポートバージョンがリリースされます。

長期サポートは5年、カノニカルによる有償サポートでさらに5年、最長10年となっています。

 

最近の長期サポートバージョンは下記のとおりです。

16.04 (2016年4月リリース)

18.04 (2018年4月リリース) 

20.04 (2020年4月リリース)

バージョンのナンバリングは、最初2桁が西暦の下二桁、後の2桁は月となっています。

 

リリースサイクルが決まっているということは

社内パソコンのアップデートポリシーも決めやすく、計画性のある運用ができるということですね。

 

動作がスムーズ

先に紹介したとおり、ubuntuWindowsと比較すると非常に動作軽快です。

というのも、最近のWindowsSSDに最適化されているようで、HDDモデルでの動作は悲しくなるほどの遅さです。

 

また、メモリの使用量もWindowsよりは少なく

4GBしかないパソコンであれば動作速度の差は体感できる差を感じることができるでしょう。

 

また、起動しているサービスもWindowsと比較すれば余分なものがなく

無駄なリソースを消費しないのも良いですね。

 

ITリテラシーの向上

オープンソースソフトウェア全般に言えることかもしれませんが

ITリテラシーの向上が期待できます。

 

オープンソースソフトウェアは、基本的には不便なものです。

なぜかと言えば、多くの場合商用ソフトよりもシェアが少なく、シェアの多い製品に合わせるように考えながら使用しなければならないからです。

 

川男はくだらないと思われる事も色々考えました。

 ・Windowsみたいなスタートメニューがないから使いにくい

 ・共有フォルダへの接続が出来ないから不便

 ・wifiで印刷できないから使えない

 ・MS Office入ってないのは論外

 ・変換がバカでストレスが溜まる

 ・zipの解凍ですぐ文字化けして不便

 ・デスクトップにショートカットを配置したい

これらのクレーム一つ一つについての改善方法を考え、提案しました。

 

特にデスクトップショートカットが作成できないから不便!!

というクレームが多くてびっくりしています。

 

デスクトップを無意味に散らかす人は仕事が・・・

・・・これは偏見ですね!!

 

面白いのは、どれもWindowsが基準となっているクレームです。

あくまでWindowsでできることの特徴であって、本来それは基準ではないと思います。

 

人間は変化に適応して生存してきたことからもわかるように

いちいち細かいことに拘って足踏みしてはいけないのです。

 

ここは、忍耐力をもって地道に説明を繰り返して理解を得ていくしかないかもしれません。

 

会社で導入できない理由

理由は簡単です。

ベンダーロックインされているからです。

 

例えば、経理が使用する会計システムの対応OSがWindowsのみだった場合

これはWindowsを使用し続けるしかありません。

 

しかし、今はクラウド会計システムも沢山あるので

対応ブラウザに問題がなければ(大体はChromiumエンジンに対応していれば問題ないと思われる)OSの問題はクリアできるのです。

 

都合が悪いケースとしては、システム担当に相談もなく部署内完結で新しいソリューションを導入された場合です。

 

導入から検討するのではなく、導入した後に困ったと言われるのが最も困るのです。

 

別の課題としては、資産管理の部分ですね。

Linuxに対応している資産管理ソリューションをリサーチする必要があります。

規定を定め、社員個人の裁量に任せても良いかもしれませんが、集中管理を行うことが望ましいでしょう。

 

ベンダーロックインから脱却へ

OSは、コンピューターを用いて実現したい操作をスムーズに行うためにサポートする基本ソフトです。

過剰な自己主張は必要ないのです。

 

しかし囲い込みに必死なベンダーが作成したOS群は、必ずマーケティングを仕込んできます。

 

それは、いい方向に作用することも有るでしょうが

基本的には望まなければ無くて良いものばかりです。

 

川男は昔、喜んでベンダーロックインされる人間でした。

Apple社のエコシステムに気持ちよく浸かっていたのです。

 

しかし、不必要なやサービスの追加や仕様変更、他製品への乗り換えを困難とするような独占的な機能を提供している上に、場合によってはサポートが切れてしまうので買い替えを迫られたりと・・・

 

付き合っていくのに少々疲れたのです。

 

とはいえ、別に否定するつもりはないのです。

iPhoneMacBook自体は素晴らしい製品です。

川男は、これらと程よい距離感で付き合っていくことが良いと感じています。

 

 

オープンソースソフトウェアの場合は全て自分次第です。

自分が望むものを好きに使用すれば良い世界は本当に深く自由で創造的です。

 

何も考えずに流れに身を任す状態から

多くの問題を発見し、対応しながら便利な環境を構築していくクリエイティブな人間になれるかもしれません。

 

「どこに行きたい?」と聞かれて「どこでもいいよ」と答える人間から「ここに行きたい!」と答えられる人間になれる第一歩かもしれませんね。

 

 

 

以上、かわおでした。

【転職】失敗しない転職媒体選び① 〜媒体解説編〜

こんにちは。

山中川男です。

 

本日は、”失敗しない転職媒体選び”について語りたいと思います。

 

目次

 

はじめに

この転職シリーズで伝えたいことは、”自分らしい人生を送る”ために、”価値あるキャリア形成をしよう”ということです。

今回のシリーズでは、キャリア形成において転職を選択する場合、どうすれば失敗しないのかを解説していきます。

まずは転職媒体の解説をそれぞれ簡単にしていきます。

 

解説

それでは用語の確認と、簡単な説明をしましょう。

・求職者

 転職・就職したい人。

・求人者

 求人を出している企業。

・求人

 企業が募集しているポジション。

 同じ企業でも部署やポジション、役職等で求人詳細は異なる。

 同一企業の複数の求人に応募することが可能なことがある。

・転職サイト

 求人情報が掲載されているサイト。

 登録したり、有料版を利用すると各サイト独自の非公開求人が見られることがある。

・転職エージェント

 求職者の希望や能力を評価し、評価に見合った求人を紹介してくれる。

 全般的なキャリア相談をすることもできる。

 採用選考対策(書類作成・面接対策)や、企業の採用担当との折衝をしてくれることもある。

 エージェントによっては、企業の採用関係者と何かしらのパイプを有しており(例えば友人であったり元同僚等)、求職者の特性に合わせてポジションを検討してくれることもある。

 

まとめ

今回の解説をまとめると、転職エージェントを利用することが転職における最良の手段のようにも見えますが、複数ある選択肢の中にはそれぞれのメリット・デメリットが存在します。次回の記事では、各媒体を利用するメリット・デメリットについて解説していきます。